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ウソ電技法 02 空気遠近

写真や絵画などは、原則として視点からの距離が遠くなれば遠くなるほど色が薄く・淡くなります。(これを空気遠近といいます)

この考え方をウソ電の着色時に適用すると、より自然な仕上がりにすることができます。

技法解説

1.空気遠近をかける理由

近鉄8A系の素体に名鉄スカーレットの色を塗ってみました。編成後方の色が濃すぎることがお分かりいただけますでしょうか?

着色を行う際、均一に色を塗ってしまうと編成後方に行くほど色が濃く見えてしまう現象が発生します。この傾向は望遠・圧縮して撮った長編成の写真ほど顕著に表れます。

写真や絵画は、原則として視点(この場合はカメラ)から離れたところにある物ほど色が薄くなります。これを「空気遠近」と呼びます。
ウソ電の制作時にもこの空気遠近を意識してみると、着色時の仕上がりが全然違って見えます。簡単な加工ですので気軽に試してみましょう。

2.実際にかけてみる

レイヤーを新規作成し、作成したレイヤーにグラデーションを描画します。

グラデーションツールを使って生成してしまってもいいですが、大きめ&薄めのブラシツールで少しずつ重ね塗りすることでも作成できます。大きな違いはないですが、後者の方が若干綺麗にできます。

先ほどグラデーションを作成したレイヤーを選択し、レイヤーの不透明度を選択範囲に変換します。(Photoshopの場合は 選択範囲>選択範囲を読み込む>新しい選択範囲 )

それができたら、選択範囲を反転(Photoshopの場合は 選択範囲>選択範囲を反転)します。

その状態で着色用レイヤーを選択し、「レイヤーマスク」を作成すると、先ほどかけたグラデーションの濃度に合わせて車体色が薄くなります。

(あるいは、最初から何も選択していない状態で着色用レイヤーに「レイヤーマスク」を作成し、レイヤーマスク上に直接グラデーションを描画してもいいです)

このままではグラデーションが濃すぎて後方が逆に真っ白になってしまっています。

不透明度50~80%程度の白(#FFFFFF)で全体を塗りつぶし、薄めましょう。

空気遠近の調整が終わった状態です。

当初の着色状態よりも自然な見た目になっているのがお分かりいただけますでしょうか。

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